包茎手術、パイプカット
包茎手術の説明
手術は局所麻酔で行い、手術時間は約45分くらい要します。
方法
- 陰茎の包皮に局所麻酔を行います。
- 余剰な包皮をリング状に切除し、亀頭を露出するようにします。
- 包皮を切除された部位を亀頭側の包皮と陰茎根部の包皮を縫い合わせ覆います。
- 用いる糸は吸収糸を用い、原則、抜糸は行いません。糸が1か月ほど経っても残る場合には抜糸を行います。
- 手術の翌日に創部の確認のため再診していただきます。通院は術後3回程度です。
注意点
- まれに術後に創部から出血をきたしたり陰茎に血種を形成することがあり、その場合には早急に連絡ください。局所麻酔下に処置を行います。
- 勃起すると創が開くことがあり、約1か月は自慰行為や性行為は控えてください。
両側精管切断術(パイプカット)の説明
手術は局所麻酔で行い、手術時間は約45分くらい要します。手術した場合、精管のつなぎなおし(元に戻すこと)は不可能です。パートナーと十分話し合い、手術を受けるか決めてください。
方法
- 片方の陰嚢皮膚に局所麻酔を行います。
- 陰嚢皮膚に約2cmの切開を加え精管を露出し、精管を切断し結紮します。
- 陰嚢皮膚は吸収糸を用い縫い合わせます。
- 同様に反対側も行います。
- 手術の翌日に創部の確認のため再診していただきます。通院は術後3回程度です。抜糸は原則、行いません。
注意点
- 入浴は1週間目から可能です。まれに術後に創部に感染をきたす可能性があり創部は清潔にしていてください。
- 手術後、約1か月後に精液検査で精子の有無を確認します。精子が精嚢などに残存している可能性がありそれまでは厳重に避妊してください。